マーケティングの全体像を俯瞰

社会科学

前回の「価値伝達の5ステップ」でもお伝えしましたが、まずは「気づいてもらう」ということが全ての始まりです。

では、「誰に?」気づいてもらうのかということを決める必要があります。

これがマーケティング戦略の「市場の定義」になります。

そして、サービスや商品に気づいてもらい、覚えてもらい、好感を持ってもらった後、

「何を深く知ってもらうのか?」という部分で「価値の定義」が必要になります。

そして、その定義した価値を「どのようなサービス・商品として提供すのか?」という価値の創造を行います。

ここまできて、初めて「価値の伝達」でどうやって価値を伝えていくかが決まってきます。

アプローチする見込み客の年齢や性別や行動パターによって、適切な宣伝広告の媒体が変わってきます。

例えば、60代の男性をターゲットにしているのにインスタグラムなどの若い女性向けのSNSでの伝達で手段では、ターゲット属性と宣伝広告媒体がマッチしません。

また、定義した価値つまりベネフィット等がどのようにして実際に得られるかという部分で、具体的なサービスや商品が必要になりますが、これもそのサービスや商品を手に入れることで、掲げているベネフィットが得られる臨場感が伝わらなければ、購入の候補群に入れません。

このように、全てのプロセスは繋がり合っているため、流れを無視して単独でプロセスを策定しても効果が得られにくいことが多いわけです。

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