科学化された営業でも差は消えない  〜営業組織の物語〜

科学化された営業でも差は消えない
〜営業組織の物語〜

大学受験用の学習教材を訪問販売する会社に入った。
年商は100億円規模だった。

営業は完全歩合に近い世界で、
売る人と売れない人の差は極端だった。

営業は才能だと言われることが多い。
しかし現場を見ていると、そうは思えなかった。

売れる人には共通点があり、
売れない人にも共通点があった。

話し方ではない。
準備の順序、質問の仕方、沈黙の使い方。
相手の理解の流れ。

営業には構造があった。

それを観察し、言語化し、
再現できる形に整えた。

トークは台本になり、
行動は順序になった。

その後、24歳で支店長になった。
会社で最年少だった。

営業所では売上よりも、
構造を整えることに集中した。

新人は何を最初に覚えるべきか。
どこでつまずくのか。

それを整理し直した。

売上No.1のセールスパーソンが生まれ、
私自身もマネージャー部門で1位になった。

営業は才能ではない。

構造が整うと、人は自然に動く。