あなたは「金儲け」という言葉を聞いてどんなイメージを持ちますか?
まともに日本の学校教育を受けてきたのであれば、
「金儲け=汚いこと」
というイメージを持つのは正常なことだと思います。
なぜなら、江戸時代の士農工商という身分制度から、為政者は人民がお金を儲けることに罪悪感を持つように思考操作をしてきたわけですから。
そんな江戸時代の頃から、
「真の金儲けは善なり」
と言い切っていた思想家が石田梅岩です。
ちょっとリアルに考えてみましょう。
あなたが、起業してビジネスをするのであれ、副業でお小遣いを稼ぐのであれ、従業員として高給取りを狙うのであれ、お金を今より儲けることでどのようなことが起きるか、リアルに想像したことはありますか?
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1つ目に、収入が増えると確実に課税額も増えます。
よって、あなたは今より高額な税金を支払うわけです。
意外とご存じない方も多いようですが、国税庁の発表によると2017年度は65.8%もの企業が赤字申告をしています。
8年連続で法人税の納税額が上昇しているといっても、3社に2社は赤字で法人税を払っていないわけです。
東京電力やシャープや都市銀行系などの超有名企業も赤字で法人税を納めていないわけです。
知ってましたか?
あるいは、ちょっと小銭を稼いだ起業家などが、数年前にこぞって資産フライト(納税回避のために海外移住)をしてます。
そんな中で、たくさん稼いで、たくさん税金を納める人は国民の鏡とも言えます。
まぁ、その税金が適正に使われているかについてはツッコミどころ満載ですが、それは選挙に行かない国民の責任でもあります。
ちなみに、僕は20歳になって選挙権を得てから1回も選挙をサボったことはありません。
少なくとも、自分の資産を守ることだけを考えていないで、正々堂々納税する人が日本の国家財政を支えているとも言えます。
日本だって社会福祉をはじめとして、まだまだ解決すべき問題は山積みです。
あなたが今よりもお金を稼いで1円でも多く税金を納めることは、自分以外の多くの日本人や、これからの日本を背負っていく後世の日本人に貢献しているわけです。
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2つ目に、収入が増えれば確実に消費も増えます。
もちろん、節約に努めることも良いことですが、収入が増えたら欲しいのものを買ったり、食べたいものを食べたり、旅行に行ったり、必ずと行っていいほど消費活動も促進します。
財布のヒモが固いこのご時世に、お金を使って経済を回すということは、日本の経済社会への貢献になります。
日本はリーマンショック後から景気は回復してきたとは言え、デフレを脱却しきれているかと言えば、まだまだ厳しいでしょう。
あなたが、いつもより外食をすれば外食産業が潤いますし、あなたが高級ブランド品を買えばブランド品業界が潤いますし、あなたが旅行に行けば旅行業界が潤いますし、キャバクラで無駄に高いシャンパンを抜いて豪遊すれば夜の街が潤います。
そうすると、その業界に勤めている人の収入が増え、その人達がそのお金を消費に回し、さらに経済は活性化するわけです。
誰かが初めにお金を使い始めないと、このお金の循環は始まりません。
何年か前に、政府が定額給付金を国民に配ってましたが、結局多くの人が消費ではなく貯蓄してしまい、たいして経済は活性化しなかったわけです。
ですから、あなたが今よりもたくさんお金を稼いで、1円でも多くお金を使うことは、日本経済の活性化に貢献するわけです。
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3つ目に、あなたが今よりお金を稼ぐことで、あなたの家族や恋人や友人など、身の回りの人に恩返しができます。
大切な人たちに直接お小遣いをあげるのも良し、プレゼントなどの物品を贈るのも良し、普段は食べない豪華な食事につれていくのも良し、親に温泉旅行をプレゼントしたりも良し。
あなたは物欲がなくて、特にお金に困っていないかもしれませんが、あなたの周りにはお金に困っていたり、物欲が旺盛な人もいるはずです。
だった、大切な人たちのために稼ぎましょう!
お金があると、成長のための選択肢が確実に広がります。
あなたが今よりもお金を稼いで、1円でも多くあなたの身の回りの大切な人のためにお金を使うことで、豊かさを分かち合うことに貢献できるわけです。
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4つ目に、あなたがお金を稼ぐプロセスにおいて、多くの人に貢献をしているのです。
例えば、従業員であれば会社の商品やサービスをより多くの人に届けて、その人たちの役に立つからお客さんは会社にお金を払ってくれるわけです。
そして、会社はあなたの働きによって売上が増えたから、その報酬としてあなたの給料を上げたり、ボーナスを支給するわけです。
あなたの収入が増えるということは、多くのお客さんに商品やサービスによるベネフィットに提供して、幸福度の向上や問題解決に貢献しているのです。
そして、あなたの雇い主を潤しているのです。
自分でビジネスをやられている方も同じです。
お客さんが喜んでくれないとお金を稼ぎ続けることはできません。
詐欺的な商売では継続的に稼ぐことは難しいですから。
ですから、石田梅岩は「真の金儲けは善」とは言っていますが「金儲けは善」とは言っていないわけです。
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5つ目に、あなたが今よりお金を稼いで自分の会社や、勤めている会社の業績に貢献すれば、当然今の人員では足りなくなるため、あらたな雇用が生まれます。
総務省によると2017年は日本に163万人もの失業者がいます。
ニートなどの働く意志のない人も含めると、日本で240万人もの労働者候補が仕事をしていないのです。
あなたが今よりもお金を稼いで、携わる業務を拡大することで、そういう人たちが働く機会の創出に貢献します。
働くということは確かに大変な部分もありますが、生活費を稼ぐための単なる経済活動にとどまらず、人に貢献する喜びや、自分が成長する喜びも味わえる貴重な人生の営みです。
その機会を拡大するということは、とても尊いことではないでしょうか。
あなたが今よりお金を稼ぐということは、多くの人に働く喜びを提供することにもつながります。
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6つ目に、それだけお金を稼いでいるということは、あなた自身がこの資本主義社会の中で有用有益な人物として成長している証でもあります。
どんなにいろいろな事を勉強をしても、自分がどのくらい成長しているかどうか明確なバロメーターはありませんが、少なくとも資本主義社会においては
「お給料が通信簿」
です。
資本主義社会においては、1ヶ月働いて20万円分の価値の人と100万円分の価値の人とでは、100万円分の価値の人の方が貴重なわけです。
そして、あなたが成長するということは、あなたの周りの人の成長にも貢献します。
自分が成長したプロセスを人に教えることで、周りの人の成長を助けることができます。
ですから、今よりお金を稼ぐということは、あなた自身が成長し、周りを成長に導くことにもなるのです。
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7つ目は、CSRです。
CSRとは、コーポレーション・ソーシャル・レスポンシビリティの略で、企業の社会的責任という意味です。
これは日本が高度成長の中で、経済的な利益だけを追求するのではなく、社会的にも有益な企業活動を行い、寄付等によって富を循環させるという意味で、今では大企業であればどこでもホームページに「CSR」について記載してます。
しかし、このCSRはもう古い。
「ポスト平成のCSR」は、コミュニティ・ソーシャル・レスポンシビリティです。
つまり、コミュニティの社会的責任。
ネットで調べた限り、この概念を謳っているのはジュパンセが日本初です。
興味があれば調べてみてください。
もう、これからは企業主導の時代ではありません。
個人の時代やコミュニティの時代という言葉は、あなたもお聞きになったことがあるかもしれません。
であれば、これからは企業が担っていた社会的責任をコミュニティが担おうじゃありませんか!
まだまだ、日本のコミュニティって、お金儲けのための道具化している部分も多いと思います。
実質はノウハウを売るだけのビジネス塾だけど、イメージを変えるためにコミュニティの体(てい)をとっているだけで、コミュニティ内のでメンバーの互助などが乏しいコミュニティも多いのでは。
あなたが、ジュパンセに所属して、メタ思考力や言語化能力を高め、物心両面で豊かになったら、それをみんなで一緒に社会に還元しましょう。
金銭的な寄付でもいいですし、ボランティア活動でもいいですし、コミュニティで成長したあなたという人財を独り占めしないで、身内以外の人たちにもあなたの成長の影響をおすそ分けしましょう。
自分のことしか考えていなと自分のことで苦しみ続けますが、自分以外の他人のことまで自分の責任の範囲を広げると、以前の自分が悩んでいたようなことには悩まなくなります。
今、多くの企業は疲弊しているので、建前としての社会貢献活動はやっていも、本当に社会を良くするための活動はできているのか怪しいところです。
だったらその役目、コミュニティが受け持ちますよ!
ただ、こういった活動をするには金銭的、時間的な余裕は多いに越したことはありません。
だから、あなたが今よりもお金を稼ぐことで、政治や企業活動では行き届かないところに、お金や知恵を行き渡らせることができるのです。
ジュパンセのメンバーであるあなたが今よりお金を稼ぐことで、世界は今よりも確実に良くなります。
以上、「真の金儲けは善なり」です。
「別にそこまで頑張ってお金持ちにならなくてもいいし…」
みたいなのって、自分のことだけしか考えてないサボタージュの面があるとも言えます。
これは僕自身への自戒の念を込めて。
全員が年収1億円以上を目指す必要はありませんが、上記の理由により、
「今より1円でもいいので多く稼ごう!」
という気持ちを持っていただけたら嬉しいです。
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